冬の始まり、ふたたび。

朝早くから降り続いていた雨が止んだのは昼過ぎ。雲はもったりと垂れ込めていて、灰色によどんだ空模様。ぐずぐずとベットから起き出して、手早く朝食を作って食べる。今日は、たまった仕事があるので、オフィスに向かわなくてはならない日曜日だ。

オフィスに持っていく資料を準備して、部屋を出る。相変わらずぐずついた空模様なので iPod の Rock シャッフル再生ですこしぐらい気分を高めてみようと思う。1曲目は Dave Matthews Band の "Don't Drink the Water"。

Before These Crowded Streets

Before These Crowded Streets

この曲を聴くと、ピッツバーグにいた頃、寒くて暗い時期の大学の研究室でずいぶんとたくさんの論文を読んだことを思い出す。晴れやかさはなく、暗い歌だけれど、落ち着く曲である。

2曲目は、Counting Crows の "Hangin' Around"。

This Desert Life

This Desert Life

この曲も、ピッツバーグ時代によく聴いた曲。アメリカンロックの特徴的なところが出ているバンドのしっとりとしたハッピーな曲(&アルバム)。聴けば聴くほどにしっくりする。

で、3曲目は、Everclear の "Brown Eyed Girl"。

Songs From an American Movie

Songs From an American Movie

オリジナルは、Van Morrison の曲だけれど、最近のアメリカンロックっぽくアレンジされていて音数がわりと多い。ラモーンズの曲を最近の(少々屈折した感もある)ボン・ジョヴィが演奏するとこうなるんだろうなという雰囲気。わりに好きなアレンジである。

続いてが、Pearl Jam の "Given To Fly"。

Yield

Yield

この曲のイントロを聴くと、走り出したくなる。おそらく、その昔(ずいぶん昔)真面目にジョギングしていたときに聞きまくっていたからかも。同様の曲に Puddle of Mudd の "Blurry" がある。走るペースに、微妙に合っているリズムなのかもしれない。

Come Clean

Come Clean

で、オフィスにつく直前にかかったのが、The Porice の "Roxanne"。

Outlandos D'Amour (Dig)

Outlandos D'Amour (Dig)

この曲がそのまま使われていたわけではないが、しばらく前の映画『ムーランルージュ』を思い出す。何の気なしに、DVD で借りて見たのに、ツボにはまりまくり、この10年間で見た映画のベスト3の位置づけになっている。

ムーラン・ルージュ [DVD]

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結局、雲が垂れ込めた空同様に、気分はあまり晴れることなく、誰もいないオフィスに着く。そこで冬がようやく訪れたことをひしひしと感じる。冬は私の好きな季節である。