LOUDNESS : FLATBACKER

クレイジードクターである。「生き残るには、いまー、奴ーから逃げだせー」である。

あまりに懐かしすぎる。これ↓を amazon で見つけてついつい買ってしまった。

80 年代のジャパニーズ HR/HM の雄、ラウドネスのセルフカバーアルバムである。それもオリジナルメンバーである。ニイちゃん、タッカン、まーくん、ひぐっつあんである(書いていて恥ずかしい)。

収録されている曲は次の通り(カッコ内はオリジナル収録アルバム)。

  1. Loudness (1st : The Birthday Eve)
  2. Crazy Doctor (4th : Disillusion)
  3. In The Mirror (3rd : The Law of Devil's Land)
  4. Crazy Night (5th : Thunder In The East)
  5. Esper (4th : Disillusion)
  6. Like Hell (5th : Thunder In The East)
  7. Lonly Player (2nd : Devil Soldier)
  8. Street Woman (1st : The Birthday Eve)
  9. Angel Dust (2nd : Devil Soldier)
  10. Rock Shock (1st : The Birthday Eve)
  11. The Lines Are Down (5th : Thunder In The East)
  12. Milky Way (5th : Thunder In The East)
  13. Mr. Yesman (3rd : The Law of Devil's Land)

1曲目の Loudness が比較的大幅なアレンジがなされている以外は、ギターソロが今風になっている曲があったり、チューニングが(一音?)下がっていたりするくらいの違いがある程度で、かなり原曲に忠実である。

うーん、"Crazy Doctor" のギターソロを練習していた中学生の頃に一気にフラッシュバックしてしまった。あの頃はヘッドバンキングでよく首を痛めたものだ。

そして、ラウドネスだけではなく、こんな↓のも買ってしまった。

戦争(アクシデント)

戦争(アクシデント)

「いいかげんにしなさいよー、今にいたい目にあうわよー」である。

といってもフラットバッカーはラウドネスに比べて知らない人が圧倒的に多いだろう。彼らはスラッシュ+パンク+ハードコアが渾然一体となって完全にオリジナルなサウンドを持った、1985 年にデビューした北海道のバンドである。中学校の頃に、レコードの針を落とし、1曲目の Hard Blow のリフが流れ、ヴォーカルパートに入った頃には完全に吹き飛ばされていた。

まず、ヴォーカルの山田雅樹の声がすごいのである。低音から高音までを自在に操り、激烈なシャウトを吐き出す。ここまで個性的なヴォーカルは日本だけではなく世界的に見ても高いレベルにあったはず。また、ギタリストの飯田昌洋も非常にオリジナルなスタイルでくせのあるリフを刻み、スティーブ・ヴァイとは異なった変態的なギターソロを弾き出す。1 曲目 Hard Blow 〜 2 曲目 Deathwish 〜 3 曲目 Mi-mi-zu の流れは、今聞いてもたいそう凄いのである。

ちなみに、買ったのは通常のプラスチックジャケットではなく、限定仕様の紙ジャケット盤である。

しかし。もう 20 年前かよ。うーん。