IT 業界関係メディアのあおり方って……

無線 LAN なんていうものを仕事ネタの一つにしていると、こういう記事ってやっぱりちゃんと追わないといけなかったりするわけです。

大阪ガスがドコモの無線LAN/FOMA端末採用に踏み切った理由
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20040729/147940/

タイトルを見ると、理由をちゃんと述べてくれていそうなんですが、よく読むとこういうことなわけです。

大阪ガスの導入プロジェクトはまだ始まったばかり。具体的なスケジュールやシステム構成など多くの部分が未確定だ。決まっているスケジュールは,(1)NTTドコモの端末が登場する秋に試験的に導入。無線LAN経由の音質や,利用者の状態を通知できるプレゼンス機能などを検証,(2)2005年5 月に情報通信部門の約30人を対象に導入を開始,(3)2年後の2006年度までにシステム移行を完了――といったところ。

 実は,導入する端末もまだ決めていない。「来年5月に利用可能な端末であれば良い。発表済みのN900iL以外のこれから登場するだろう端末も検討する」(伊津野氏)。SIP(session initiation protocol)サーバーなどの選定も現在進行中だ。「10社ほどに声をかけ,来月には機種を決める。それによって拠点内のネットワーク構成も変わる」(高畑副課長)。

IT 業界って、メディアの宣伝からいろんなことが前に進んでいく側面はあるのですが、でもやっぱりもうちょっと穏やかに物事をすすめてもよいんじゃないか、と思わないでもないですね。