ほていさん＠月島 - お仕事日誌（そして一日一麺）

木曜日の夜。月島であんこう鍋を食らう夜。

って、このページを見ても、時期ハズレの取材であんこう鍋のことはあまり書かれてないが、店情報は参考になるかと。

アンコウ鍋が絶品　「ほていさん」月島！: http://ch.kitaguni.tv/u/5803/%c6%fc%a1%b9%bc%f2/%b7%ee%c5%e7/0000181972.html

さて、7 時からの予約で、店について席に着いてほっとするまもなく、突き出し（ゴマ豆腐、めかぶ）が運ばれてきて、すぐ後に刺身盛り合わせがどどーんとやってくる。

ちなみにこの写真で四人前。見た目にはそんなに多そうではないけれど、鍋を食らう前に出てくる刺身盛り合わせとしては十分な量（っていうか結構、量は多い）。新鮮な刺身なので、生ビールのお供にぱくぱくと食べてしまう。

で、全員揃ってしばらくした頃（刺身後３０分ぐらい）に、ガスコンロと共にあんこう鍋の登場。鍋いっぱいにあんこうの身と野菜が入っており、その上にあんこうの肝がどっさりと乗っている。

コンロに火をつける前に、店員さんに勧められてあんこうの肝を食べてみるが、こくと甘みがあって、生で食べても十分に美味い。

煮立ってくると、店員さんがテーブルにやってきて、あん肝を溶かしながら混ぜてくれる。

そして、しばらく煮立てた後、器に取り分けてくれる。器のサイズは、小ぶりのどんぶりといったところ。どんぶり一杯で鍋が全部なくなるわけでなく、食欲旺盛な人からおかわりをすることになる。

この鍋だけで十分に事足りているところに「雑炊作りますからね。鍋の中をきれいにしてくださいね」と声がかかる。

若者に鍋掃除を担当してもらい、雑炊を作ってもらう。参加メンバーの一人が店員さん（おかあさん）に「一日、どれくらい雑炊をつくるんかいな？」と聞いたところ、「今日はここまで５０食ぐらいかいな」ということ。そう、この店では店員さんが鍋の進行を仕切ってくれるのである。

出来上がった雑炊は、卵が入ってやさしい甘みが特徴的。気がついたら、全部食っていた……

あん肝の味が濃く、また量もかなり多いので、食欲旺盛な健啖家向けの店である。年に一度は腹を減らして、あんこう鍋をがっつりと楽しみにやって来るのがよいかと思われる。