自動三線(さんしん)プレイヤー
土曜日の夕方。今月末の引越しに向けた買い物を済ませた後、銀座二丁目のアジアンテイストのカフェへ。茶器を使った本格的な台湾茶が飲めるようなので、いただくことにする。
お茶請けに出てきたのは、烏龍茶と砂糖でつけた梅。プルーンのように濃い目の味。
そして、白かぼちゃの種。慣れるまで、殻を割って食べるのが難しい。
小一時間ほどまったりとした後、有楽町駅に向かう道すがら、ちょっとした買い物があったのでわしたショップ に寄る。
泡盛売り場のフロアに下りようとすると、生の三線の音色が聞こえてくる。ミニライブでもやっているのかと思っていると、階段を下りきったところに真っ赤な自動三線(さんしん)プレイヤーが鎮座して、堂々と沖縄民謡を演奏していた。
棹(ギターでネックに当たる部分)を見てもらうとわかるが、弦(チル)を押さえるポジションは4箇所。油圧か空気圧で制御されている様子。この部分と、胴側で弦を引く部分が連動して演奏している。プリセットされたレパートリーは10曲。速いテンポのパッセージも難なくこなしていた。
夜は、知り合いとの飲みで歌舞伎町の「世界の山ちゃん」へ。
味噌串カツを皮切りに、手羽先、どて焼き、エビフリャー、エビマヨなどを食いまくり、〆は天むすで。
こうしてみると、周縁的というか辺境的なことに触れながら過ごした土曜日に見えるな。