モバイルコンテンツ流通プラットホーム

セキュリティ対策の観点から、モバイル(≒ケータイ)は PC に近づくだろうと感じていたのだが、産業としても PC に近づいていくという話が、先週土曜日に参加した Emerging Technology 研究会での議論の中心の一つだった。ちなみに、この研究会には、3月を除いて、全てに参加している。

Emerging Technology 研究会
http://sw.cocolog-nifty.com/et/2005/04/4_0b5e.html

モバイル分野は、今後3年ほどの間に予定されているイベントだけをとっても、

等があり(順不同)、連動するか/しないかの因果関係は読み取りにくいものの、PC 産業が辿っていったような、モジュラ産業化が進んでいくのではないか、と。そして、機能面でもフルブラウザ搭載などの PC 化が進むにつれて、コンテンツへの囲い込みが難しくなり、いまのような 100 円課金モデルから、Yahoo! に代表される広告モデルに推移することで、コンテンツ分野でのプレイヤーに変動が見られるのではないか、と。

一部で噂されているマイクロドライブ搭載のケータイ端末 (au?) や、先日とりあげた NTT ドコモ M1000 は、機能面でも産業構造面でも、PC 産業のようなモジュラ産業化の先鞭(?)をつけているのかもしれない。

個人的には、通信事業者の法人向け展開についてもう少し話してみたかったのですが、それを除いたとしても、今回も濃い議論で非常にためになりました。