ソウルで飲み・食いまくり(?) Vol. 3
ソウル旅行三日目。朝から雨が降っている。
というわけで、傘なしで歩いていけるところで朝食兼昼食ということで、COEX MALL 内で何か食える店がないかとすこし探して、ここにしてみた。
店はちょうど開いたばかりのようで、従業員が飯を食っている。このモールの他の店でも、開店直後に従業員が食事をしている光景が見られた。
スープ系とネンミョン系のメニューがあるようなので、ビビムネンミョンを食う。ちなみに 6000 W。ちょっと高い。
シンプルな料理なので、どのように差がつくのか不明だが、普通にうまい。ネンミョンを食いおわって、雨の中、出かけるのも億劫なので、そのまま COEX MALL 内にあるキムチ博物館に行く。
- Kimchi Field Museum
- http://www.kimchimuseum.or.kr/
- キム千 博物館(誤字はそのまま)
- http://www.kimchimuseum.or.kr/japaness/japa01.htm
キムチ博物館への入り口はわかりにくい、とガイドブックには書いてあったのだが、館内ディレクトリで捜せば一発で場所はわかる。
ただし、喧騒にまみれたモールの中から駐車場に向かうエスカレータを降りていかなければならず、一瞬、大丈夫か?と思わせる雰囲気がないわけでもない。
入場料(3000 W)を払って中に入ると、まずはキムチの歴史から。
これが歴史に登場した頃のキムチ。説明は次の通り。
で、14 世紀以降には現在のキムチとほぼ同じような形態になったようす。
説明はこんな感じ。
キムチの歴史の展示が終わると、続いて、いろいろなキムチの種類。
これ以外にもさまざまな種類のキムチの模型が展示されていた。
で、キムチの種類の展示が終わると、キムチの(基本的な)作り方。フィギュアを使って、白菜キムチの作り方が説明されていた。
まずは、白菜を切って、洗う。
続いて、薬味(ヤンニョン)として利用するにんにく、しょうがなどの材料の皮をむいて、必要に応じて、すりつぶす。
その他の薬味の材料(大根、ニラ等)を洗って、切る。
準備したにんにく、しょうが、大根、ニラなどと塩、唐辛子等を混ぜ合わせて、薬味を作る。
薬味を、白菜の葉の間につめていく。
薬味がつまった白菜を貯蔵瓶にいれる。
白菜キムチの作り方、以上。
フィギュアによるキムチの作り方展示の後には、こんな部屋で工場で作られるキムチの生産工程についてのビデオを見せてもらえる。
というわけで、キムチについてちょっと詳しくなったような気がしつつ、キムチ博物館を後にする。
ぶらぶらしつつ寄ったのが、COEX MALL の南端にある現代百貨店の地下。ここはデパ地下というよりもスーパーマーケット。
ヒモにくくられてつながれている魚もいる。イシモチか?
モランボンは日本語表示のまま販売。
他の商品でも、日本語のまま販売されたものがあったが、よく見ると韓国向けのパッケージになっているので、「ちゃんと日本から輸入してますよ」感を醸し出すための作戦だろうと想像する。ロレアルやディチェコのパッケージにフランス語やイタリア語が残っているようなもんだろう。
キムチづくりコーナーは充実している。欠かせないのはにんにくである。
上の写真の左側は、皮がすでに向いてあるにんにく。さらに下準備が面倒な人向けに、みじん切りにしてあるにんにくも販売している。
もちろん、唐辛子もたくさん在庫があるし、
コチュジャンもたくさん売っている。
で、現代百貨店探検は終わり。このあとモール内をうろうろしたのだが、あらかた割愛して次の幾つかの写真だけ載せておく。
まずは COEX MALL 内にある不気味な人形。
噴水の池に漬けられている。下半身丸出し。
あとは、公衆電話。
台湾同様に、Windows OS 内蔵でディスプレイが付属した公衆電話であり、
おまけに VoIP 電話のようである。
しかし、この電話、マジで使えん。夕方から汗蒸幕&サウナに行くための予約の電話をかけようとしたのだが、まったくかからない。モール内のあちこちにあるこの種の公衆電話10台ほどで試みたのだが、すべてだめ。
というわけで、しかたなく、予約無しで夕方、「蚕室スヤン汗蒸幕」に行く。
ここの写真は、受付を写したこれ↓だけ。
風呂に入って、汗蒸幕の使い方を教えてもらって、アカスリされて、オイルマッサージされて、シャンプーしてもらって、あとは自由行動なので、石が敷き詰められたサウナに入って、紫水晶幕という別のサウナに入って、汗蒸幕に入って、最後に汗を流してでてきて3時間半。
その中で特筆すべきこと。
- アカスリ師が体格のよい道場六三郎(紺色のパンツ一丁、緑色の瞳)だったこと。風呂場の中で、全身素っ裸になり、ベットの上でなされるがままにアカスリされました。垢はあまりでなかったけれど。
- 汗蒸幕は死ぬほど熱い訳ではないですが、普通のサウナよりはかなーり熱いです。このため入ってすぐに汗がどばどば出てきます。5分もいれば、1時間程度のジョギングで出てくる程度の汗がでてくるような感じ。
サウナで十分に腹をすかせたので、夕食はサムギョプサル。狎鴎亭(アックジョン)まで出かけてみる。
この店はスンデで有名なのだそうだが、二階に上がると座敷でなにか焼いて食って飲んでいる様子。
店員は英語も日本語も通じず、メニューもないが、気合でサムギョプサルとスンデとビールを頼む(って言ったって「サムギョプサル、スンデ、メクチュ」って言っただけだが)。
するといつものようにいろいろと出てくる。
また、出てきた鉄板は斜めになっている(写真が斜めなのでわかりにくいか)。
鉄板が油煙を上げだした頃、店員のおねえさんが肉とキムチを並べる。
そのころに、スンデも出てくる。ちなみにスンデとは韓国風腸詰め。
スンデを食って、ビールを飲んでいると、肉が焼けてくる。もちろん、キムチも焼けてくる。
飲んで、食って、焼いて、食って、飲んでいると、気づくと、油がたまっていた。
ビールだけでは飽き足らずに、焼酎も飲みました。
汗蒸幕で体力を消耗したからかもしれないが、この店の料理が、この三日間で最高にウマかった。
というわけで、ソウル三日目も終わり。以上。