ベト麺@Los Altos

アメリカ出張の到着初日がシリコンバレーの場合、かなりの確率でフォー(っていっても、レイザーラモンHGのあれではなく、ベトナムの米麺。僕の仲間内では「ベト麺」と呼ばれている)を食べる。麺がもともと好きなこともあるし、機内食でスープが出てこないので、一種のスープ的食物欠乏症になっているからだと思う。で、このエリアにはベトナムフォー屋が多くて、値段もそんなに高くなくて、美味い・不味いがあまり大きくぶれないし、そもそもベトナムフォーが好きなので……というような環境や状況が絡み合って、気が付いたらフォーを食べている、となるのである。

兎にも角にも、今回もいつものように、空港でレンタカーを借りて、そのままベト麺を食いに行った。ホテルへの移動途中で見つけた店だが、よく考えると、空港からホテルに向かう途中に、同じように昔一度来たことがあるような気がする。

Pho Vi Hoa

よく探すと、Web サイトもあった。

Pho Vi Hoa
http://www.phovihoa.com/

このサイトを見ると、ちゃんとメニューまで載っている。これを見ると、僕が注文したのは、Phở tái nạm の small ($5.75) 。

Phở tái nạm

これでは麺が見えないので、単なる大量のコンソメスープに肉切れが浮いてるようにしか見えない。

ということで、麺はこんな↓感じ。

rice noodle

このスープに、もやしを入れて(残りの緑色のもの(香草?と唐辛子)は、好みでいれるのだろうけれど、あまり好きではないので入れない)、ライムをぎゅっと絞りいれる。

Veggies

さらに、テーブルに並んだ調味料の中からチリペーストを入れるのが、僕の好みである。

Spices

その昔、ベトナム旅行の際に本場(?)のフォーを食ったのだが、その時の味なんて、まったく覚えていない。もしかすると、シリコンバレーのフォーは本場のフォーとは違う、ということに無意識に気づいていて、それで「ベト麺」と呼ぶようになったのかも知れない、などと思うことなく、時差ボケでボーっとした頭を抱えつつ、ほのかに酸味と辛味の利いた暖かいスープをすするのは、渡米初日のささやかな幸せだったりする。