Google の戦略分析 - ET 研

土曜日の午前中。今日も良く晴れてたわけですが、Emerging Technology 研究会に行ってきました。今回のお題は「Google の戦略分析」

12月開催報告:Googleの戦略分析(通常版)
http://sw.cocolog-nifty.com/et/2005/12/12google_e9b0.html

Google は検索のしやすさを誘発するサービスや、機能情報をあふれさせる&広告を誘発させる仕組みは無償で提供して、広告で儲ける、というモデルなんじゃないの、というあたりから議論が活性化して、僕がメモしたのはこんななポイントの議論があった。

RSS の意味
Google 対イエローページ(今はまだイエローページの方が強いんじゃない?)
・「広告」の概念の変化
Google のブランド価値
・日米のメディア・媒体の違い(「全国紙」「地方紙」
Google の文化的なローカライゼーション
ブランディングというのは情報を圧縮してみせるやり方
Google の(ギーク向け)マーケティング
・従業員5名の企業は「ロングテール」である。
・3層:ファンクション層、サービス層、メディア層 と垂直統合型/モジュール型。

あっさりとまとまる議論でもないのだけれど、これらのポイントは気になったトピックである。特に「ブランディングというのは情報を圧縮してみせるやり方」という柿原さんの発言から始まった、情報をいかに圧縮するか、とそれが意味するもの、その影響についてのくだりに何かが含まれているような気がした。キャズムを越えて、ホールプロダクト的な見せ方に進んでいく場合に、いかに見せるもの/見せ方を圧縮していくかというのがマーケターや事業開発のポイントに必要だなと。

この「情報圧縮」に絡んだ話としては、ピクニック的に昼食をいただいてる時にも話したのですが、Googleインターフェイス(というか Web デザインといったほうがよいか)や前回の ET 研のテーマでもあった AppleiPod のデザインには、非常に日本的(ジャパネスク)な余白の美を感じます。いらないものをそぎ落として、抑制が効いていて、清清しい。古来からある日本のプロダクトにはこういった特質があったのに、どうして最近の日本製品にはそういう余白の美を感じられず、合議的に設計された、非常に中庸なモノしかないのかね、と。

あと、僕は話に参加してなかったのですが、「どうぶつの森」がずいぶん盛り上がってますね。やっぱり手に入れようと思い直す。

で、Google を含めて SaaS (Software as a Service) のエンタープライズマーケットへのインパクトも、時間があったら考えなくちゃと思いつつも途中で止まってるなぁ、と反省しつつ、夕方は ET 研の運営メンバーとしてご一緒している方&そのお知り合いで高円寺で沖縄料理『抱瓶』へ。

抱瓶
http://www.dachibin.com/

カメラ持ってたのですが、写真を撮るの忘れてました……

開店の5時に予約してあったので、5時過ぎに行ったのだが、6時にはほとんど満席になるような勢い。料理の種類も多くて(メニューは材料別に区分けされている)、泡盛の種類も結構多い。料理をちょくちょくつまみながら、泡盛をストレートで飲んでたらずいぶん酔っ払ったらしく、帰宅してソファーで2時間以上も寝てた……