さぬきうどん@香川 その3

昨日の月曜日。会社を休んでうどん三昧だったので、引き続き。

まずは一軒目。ロケーションに特徴があるといわれる「がもううどん」( http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.asp?id=10 )に 11 時前に訪れ、「あったかいの」+蓮根の天ぷらをいただく(170 円)。

温かい麺をどんぶりに入れてもらって、(自分で)天ぷらをのせて、刻んだネギをのせ、温かいダシをかけて、店の外に出る。周りの田畑と連なる山並みを眺めつつ、文句なしにうまいうどんをいただくのは、たまらない。「がもううどん」のダシは、かつお節の香りも強くて、関西系の懐かしい感じ。
なお、高松市内のホテルから「がもううどん」までは車で 50 分ぐらいです。

二軒目は素朴な感じが漂う「赤坂」( http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.asp?id=72 )。ここでは、しょうゆでいただくために「あったかいの」1玉(100 円)をいただく。

温かい麺をどんぶりに入れてもらいつつ、店のおばちゃんが、カウンターの上に無造作に置かれたネギを指して「そこにおいたあるネギを刻んでいれえな。ハサミはそこにあるからな」と言う。のんびりとネギをハサミ(料理用ではなく普通のハサミ)で刻んでいると「あんまり仰山切らんでな。流しに詰まるからな」とクギを指される始末。しょうゆをかけて店の外に出ると、あまりにのんびりした空間で、うどんの素朴さが倍増。

「がもううどん」から「赤坂」までは、車で、たしか 20 分ぐらいです。

腹がくちたなと思いつつ、続いて三軒目。ここからは、これまで行った店の中でもう一度食べたい店に行こう、ということで「山越うどん」( http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.asp?id=14 )を再訪し、「釜上げ卵山かけうどん」+スダチ(150 円+50 円)をいただく。

太目のうどんに絡みつく甘みの強い卵に加えて、山いもの食感とスダチの酸味があいまって、筆舌尽くしがたい。旨い蕎麦を食べるとストイックさを強く感じることが多いのに対して、うどんという食べ物はラテン系に近い開放感を感じさせられるなぁ、などとどうでもいいことを、このうどんを食べつつ思ったりする。

「これまで行った店の中でもう一度食べたい店に行こう」系でもう一軒。四軒目は二日目に訪れた「なかむらうどん」( 「http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.asp?id=13 )。「かまたま(釜あげ卵うどん)」をいただこうと訪れたのだが、「かまたまは、いま、入ってないなあ」を言われてしまったので、リベンジのために「ぬくいの」をいただいて、今度こそはうまく湯通しして、本来の「飲むうどん」を実現した麺を美味しくいただいた。なお、「山越うどん」から「なかむらうどん」へは 10 分ぐらいで移動できます。

ちなみに、「なかむらうどん」の店内はこんな感じ。

カウンターの上には天ぷらがあったり、ネギを刻むまな板があったり、大根&ショウガをすりおろすおろし器があったり。写真の左側に写っている銀色の円筒形の容器には熱い/冷たいダシが入っていて、自分で好きなだけ器に入れるわけで、要は必要なことは自分で、というセルフ度満開の店内なのです。

で、かなーり満腹だったのだが、時間があったので最後に釜あげうどんをいただきに高松市内の「わら家」( http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.asp?id=17 )を訪れる。


こちらでは「釜あげ」(410 円) をいただく。最後の最後で、さぬきうどんの特徴的な食べ方である釜上げをいただいたのだが、これがまた(既に 4 杯食べているにも関わらず)めちゃくちゃうまい。

大きな徳利に入って温められた付けつゆに細かく刻んだネギを入れるのだが、このつゆが釜あげの麺にからんで、もう最高。

というわけで、3日間で計10軒、13杯のうどんを食べた香川旅行でした。それぞれ優劣つけがたいぐらいにうまかったのですが、その中でも印象的なのは「なかむらうどん」のかまたま、と谷川米穀店のうどん(つめたいの、と、ぬくいのの両方とも)でした。