和光@茅場町

火曜日の夜。ちょいと飲むところを探すために Google してみると、茅場町の「和光」にがよさそうなので、ちょっと行ってみた。基本的に焼き貝の屋台である。

店の前にある目印はこの↓赤いちょうちん一つ。それしかない。でも、びびって別の店に行ってはいけない。

赤ちょうちん

店の中に入ると、知り合いの家に来て飲んでいるような光景が繰り広げられている(そこを伝えられる写真はありません)。

ひとまずビールを自分で生ビールサーバを駆使していれてくる。自分が飲む飲み物は、自分で支払って、自分で入れるルールである。まちがってもビールを注文したら出てくるという仕組みではない。自分のことは自分でまかなうのが基本である。

ビール

そして、入り口近くのコンロで貝を焼き始める。焼くためのコンロ(?)は屋台と同化している。古い家屋の土間のような空間に置かれている屋台は、まるで唐招提寺の大仏のように、ちょっとした非日常性をそこはかとなく実感させるのである。

屋台


まず注文したのは焼き牡蠣。

焼き牡蠣

この店のメインメニューは焼き貝なのだが、こういうところで焼いている。

焼き帆立貝

この店(屋台なんだそうだが)の中には、ピアノがあったり、ウッドベースがあったり、ギターが置いてあったりする。そして、どこの誰とも知らない人が、セッションをしているという、普通の居酒屋からは、突拍子もないくらいかけ離れた空間である(先日の KNN .Bar と通じる部分があるけれど)。大きな声ではいえないけれど、小学生が牡蠣を焼いてたりするし。

さらに頼んだのが、帆立貝焼き、そして平貝のガーリック焼き。

帆立貝焼き

平貝のガーリック焼き

それぞれの貝は、焼くだけで十分にウマイのである。味付けは、客の好みでいかようにでも整えたり、新たな味付けにチャレンジしたりすることが出来る。

他にもいろいろあったのだけれど、この雰囲気は訪問した人にしかわからないところが多いと思う。好き嫌いはあると思うが、はまると(そして近所だと)リピーターになること必至である。